みなさんこんにちは。
今日は10代目菊姫と彼女からの挨拶を紹介します。
令和最初の菊姫で、記念すべき10代目菊姫に選ばれたのは
寒さも次第に和らぎ、山笑う季節となりました。
このたび、十代目菊姫を務めさせていただく高橋優花と申します。一言、皆様にご挨拶をさせていただきます。
昨年実施されるはずだった十代目菊姫に合格した私は、その時、とても嬉しく、菊姫になれることを本当に楽しみにしていました。ですが、かつら合わせをした後で、新型コロナウィルス感染症感染拡大防止のため春祭りと菊姫行列の中止を知らされました。
コロナ禍で大変な中、感染予防のためには開催しないことは正しい判断だ、とは思いつつも、やはりショックでした。それでも私は、「来年こそは」と考えこの一年を過ごしてきました。
この間、私たちの身の回りの様々なことが変化していきました。地域のお店の多くは売上が大幅に減り、受験も例年とは違い、東京オリンピックも延期。多くの人が不安で先が全く見えず、私自身も落ち着かない日々を過ごしていました。
そして、今年も春祭りは中止と聞いたとき、皆様の健康と安全のためにはそれが最善だと思い、今年の開催を半ば諦めていました。
ですが、佐伯市や周囲の方々のご助力によって、小規模ですが、10代目菊姫を務めることができると聞き、 私は感謝の気持ちでいっぱいになりました。きっと、菊姫もこんな風に感謝の念を抱いてお礼参りをしたのだろうと想像しました。
今回、十代目菊姫を務めさせていただくにあたって、たくさんのことを考えさせられました。それは、苦しい時こそ、人は支えあい、助け合って生きていくということです。
私ができることは、菊姫を演じることで、佐伯市のため、人々が明るい心を持てるようにする、明るい話題を皆様にお届けする、ひいては、それが私の感謝の思いを表現することだと思います。
そして、来年こそは例年通り開催でき、今後も菊姫行列が続いていくことを願っています。
まだまだ、コロナからの回復は程遠いかもしれませんが、より一層佐伯市に春を届けられるように微力ながら務めさせていただきますので、よろしくお願いします。