kikuhime2019

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 大分県佐伯市は、江戸時代より佐伯藩城下として栄えた町。
佐伯藩弁財天様参り「菊姫行列」は、船頭町・大日寺に伝わる「菊姫伝説」を元に、
大日寺門前 京町通りから佐伯城 櫓門へと辿る、春の夜の幻想的なお祭りです。

2009年、「菊姫伝説」を地域の町おこしにと、地元住民とボランティア団体が
実行委員会を結成。さいき春まつりにおいて披露したのが始まりです。
200年の時を隔て、満開の桜の下、竹灯の揺らめく明かりの中に再現された菊姫行列は、
多くの方を魅了しました。

菊姫行列実行委員会では、皆様の支援と協力を頂きながら、末長く活動していく所存です。
興味のある方は、お気軽にご連絡ください。どうぞよろしくお願い申し上げます。

                佐伯藩弁財天様参り「菊姫行列」実行委員会





2021年3月25日木曜日

10代目菊姫は・・・

 みなさんこんにちは。

今日は10代目菊姫と彼女からの挨拶を紹介します。

令和最初の菊姫で、記念すべき10代目菊姫に選ばれたのは

本匠出身の17歳。 高橋優花(たかはし ゆうか)さんです。
文理大付属高校2年生で、4月から新3年生になります。

以下は高橋優花さんから挨拶と10代目菊姫にかける意気込みです。


寒さも次第に和らぎ、山笑う季節となりました。

 このたび、十代目菊姫を務めさせていただく高橋優花と申します。一言、皆様にご挨拶をさせていただきます。


 昨年実施されるはずだった十代目菊姫に合格した私は、その時、とても嬉しく、菊姫になれることを本当に楽しみにしていました。ですが、かつら合わせをした後で、新型コロナウィルス感染症感染拡大防止のため春祭りと菊姫行列の中止を知らされました。

 コロナ禍で大変な中、感染予防のためには開催しないことは正しい判断だ、とは思いつつも、やはりショックでした。それでも私は、「来年こそは」と考えこの一年を過ごしてきました。

 この間、私たちの身の回りの様々なことが変化していきました。地域のお店の多くは売上が大幅に減り、受験も例年とは違い、東京オリンピックも延期。多くの人が不安で先が全く見えず、私自身も落ち着かない日々を過ごしていました。 

 そして、今年も春祭りは中止と聞いたとき、皆様の健康と安全のためにはそれが最善だと思い、今年の開催を半ば諦めていました。

 ですが、佐伯市や周囲の方々のご助力によって、小規模ですが、10代目菊姫を務めることができると聞き、 私は感謝の気持ちでいっぱいになりました。きっと、菊姫もこんな風に感謝の念を抱いてお礼参りをしたのだろうと想像しました。


 今回、十代目菊姫を務めさせていただくにあたって、たくさんのことを考えさせられました。それは、苦しい時こそ、人は支えあい、助け合って生きていくということです。

 私ができることは、菊姫を演じることで、佐伯市のため、人々が明るい心を持てるようにする、明るい話題を皆様にお届けする、ひいては、それが私の感謝の思いを表現することだと思います。

そして、来年こそは例年通り開催でき、今後も菊姫行列が続いていくことを願っています。


 まだまだ、コロナからの回復は程遠いかもしれませんが、より一層佐伯市に春を届けられるように微力ながら務めさせていただきますので、よろしくお願いします。


令和2年に行われた10代目菊姫の選考において5名の応募の中から選ばれました。
昨年は選ばれた喜びも束の間、中止が決まり悔しい思いをさせてしまいましたが、その悔しさと不安を乗り越えた彼女だからこそ、10代目菊姫として見える景色があるのかもしれません。

私たち実行委員も、こうして結ばれた彼女と菊姫のご縁がコロナ禍に立ち向かう新しい時代の菊姫として、一生に一度の喜びの記憶になるようにと願って準備に励みます。


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